走りこみやジャンプが多いスポーツに多い
すねの下にはヒラメ筋、長趾屈筋、後脛骨筋など足首の上げ下げに関わる筋肉が膜のようについているため、ランニングやジャンプ動作に伴って、その部分に張力と圧迫力が交互に加わり炎症が起こると考えられています。
また偏平足などや、さらにはグラウンドや体育館の床の硬さの問題など様々な要因が関連しています。「疲労骨折」と鑑別するためにMRIが必要となることがあります。
アキレス腱は、下腿の「腓腹筋」と「ヒラメ筋」の筋力をかかとの骨に伝える強靱な腱です。ランニングやジャンプ動作の時に足首に力を伝達するように働きます。そのため、運動量が増加すると、その分アキレス腱の負担も大きくなり炎症を起こしてしまいます。そのストレスでアキレス腱にわずかな断裂が生じることで起こります。
使い過ぎると柔軟性が低下し硬くなり、アキレス腱を急に伸ばした時(ランニングやジャンプ動作をした時)にアキレス腱にごく小さな断裂が生じたり、腱膜に炎症を起こします。
動き始めに痛く、そのうち痛みが軽く場合が多く見られます。
ランニングやジャンプなどの運動動作によって生じることが多く、成長期から青年期に好発します。
疲労骨折は、健常な骨に微小な外力が繰り返し加わることが原因で生じます。わずかな亀裂から徐々に亀裂が拡大し。最終的には完全な骨折になることもあります。
初期はレントゲンで写らないことが多いため、MRI検査で確定診断します。
アキレス腱断裂は、ダッシュ、ジャンプなどの動作でふくらはぎの下腿三頭筋が急激に収縮したり、引き伸ばされるときに発生します。
腱の変性・老化が基盤にある場合が多く、30~50歳のスポーツ愛好家に好発します。
アキレス腱の断裂部に陥凹を触れます。つま先立ちができません。