肩関節のさまざまな動きで痛みが出る
腱板とは、肩関節周囲を取り囲む4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の総称です。
加齢による腱の変性、筋収縮による負担、周囲の骨との摩擦や圧迫、投球動作などの繰り返される外力、外傷などが原因と考えられています。
肩関節のさまざまな動きで痛みが出る
50歳くらいに好発する肩の疼痛と可動域制限を起こす肩関節疾患の総称。
原因は不明であるが、加齢による肩関節内の変性が関係していると思われる。
肩関節周囲炎とも呼ばれる。
肩関節のさまざまな動きで痛みが出る
肩関節周囲の筋肉である腱板の周囲に石灰が沈着する疾患で肩の動きを伴う動作時に痛みが生じます。
中年女性に多く、突然おこる非常に強い肩の動作時痛が特徴です。
腱板の変性や軟骨化生が原因と考えられています。
初回の肩関節脱臼の年齢が若いと反復性肩関節脱臼に移行しやすいと言われています。10歳代に初回脱臼をしたものは、80~90%が再発します。40歳代以降に脱臼したものでは再発がほとんどない傾向にあります。
肩関節は上腕骨(腕の骨)と肩甲骨(背中の骨)とで構成される関節で、関節面が小さく不安定で、関節包や関節唇といった軟部組織に支えられています。
肩関節が脱臼すると、多くの場合これらの軟部組織が破綻しこれらがうまく治らないことが反復性肩関節脱臼になっていく原因となっています。
脱臼時には、X線検査で脱臼していることと骨折の有無をみます。
また、整復している場合は、MRIで関節唇の損傷程度や骨頭の陥凹を診断します。
この痛みは安静時にもあり、肩を動かしたり同部位を押さえることにより痛みが増強します。
肩鎖関節(鎖骨と肩甲骨肩峰の間)が正常な位置からずれてしまった状態です。
ラグビーやアメリカンフットボール、柔道などのコンタクトスポーツ、交通事故や転倒などにより強い外力が肩にかかることにより発症します。
肩鎖靱帯と烏口鎖骨靱帯が損傷することにより、鎖骨と肩甲骨の安定性が悪くなるため痛みを感じます。
肩鎖関節の左右差、ピアノキーサイン(ピアノの鍵盤のような上下動)などを確認します。
レントゲン、CT検査で肩鎖関節のズレや骨折の有無を確認します。