再生医療&関節温存センター
ACC(自家培養軟骨細胞移植)
ACCは、患者様自身の軟骨から採取した軟骨細胞を培養し、増殖した後、損傷部位に直接関節鏡視下に移植する方法です。この治療は特に深い軟骨損傷に対して効果的であり、長期にわたる軟骨の温存と機能を維持することを目指します。手術は関節鏡を使用して行われ、最小限の侵襲で実施されます。
(培養するための軟骨の採取と移植の2回の手術を行います)
軟骨を採取する鏡視下手術、採取部創部の消毒・確認をする日、培養幹細胞を膝関節に鏡視下手術により移植する日(移植部の状況によって入院の可能性もある)と術後の経過観察と10回程度(場合によっては入院が必要な場合もある)の通院が必要となります。
ロート製薬の細胞培養
ACC(自家培養軟骨細胞移植)ではロート製薬の細胞培養を使用します。
ロート製薬の細胞培養の特徴として、
- 無血清培地の使用
細胞培養に動物由来の成分を一切使用しない安全性の高い「無血清培地」を使用し培養を行っているため、動物などの血液由来の感染リスクの減少が期待できる - 幹細胞のモニタリング
培養細胞に幹細胞が含まれているか適宜モニタリングの実施 - 中間体サービス(細胞保管サービス)
1度の脂肪採取で、複数回の再生医療の提供を可能にするもあり、患者様の脂肪採取におけるご負担を軽減できます。 - 患者様の幹細胞の写真の提供
患者様の幹細胞の状態を撮影・提供いたします。ご自身の細胞の状態をご確認ください。
をおこなっています。